「えっ……? あっ、やっ……!?」 ふと、お尻に風を感じて振り返ってみると、 そこには驚くべき光景があった。 (スカートが捲れて…… 嘘、ストッキングもパンツも脱げてる……!) (いつの間にか脱がされてた……!? じゃあこれ、いつものが来たの……!?) 「うぅ、ダメ……! お尻、隠さないとっ……!」 もしこんな姿を他人に見られたら、 明日からもう、私は大学に通えなくなる。 処分を受けるとかそういうのは関係なく、 恥ずかしすぎて外に出られなくなりそうだ。 (これって、そうだよね……!? いつもいやらしいことしてくる、 アレの仕業だよねっ……!) (誰も、いないよね……? 私のこと見てる人、いないよねっ……?) 恐る恐る周りを見て確認すると、 近くに人がいるような気配は感じられない。 この恥ずかしい格好を見られていないのはいいけど、 いつまでも気づかれずにいられるとは限らない。 (怖い……! もし誰か通りがかったら、 お尻もアソコも出してるとこ、見られちゃうっ……!) 私は口をキュッと結んで声を堪えながら、 この姿を見られる恐れに身体を緊張させる。 早く下着とストッキングを元に戻すべき。 それはわかっているのだけど…… (これがもし、いつものアレだったら…… お尻とアソコを出すだけ、じゃないよね……?) (これからもっと、いやらしいことを…… エッチなことしてくるはず……) 私に卑猥なことをする、姿の見えないこの何かは、 これまでもこんな風にたびたび私の身体を弄んできた。 胸を触られるのはよくあることで、 乳首を執拗に弄られることも、 何かぬめったもので撫でられることもあった。 お尻もいっぱい揉まれてきたし、 アソコも何度悪戯されたか、もう数え切れない。 それにたぶん……セックスもされていると思う。 アソコに大きいのが入ってきて、熱いのを出されて、 お尻でもそんなことがあって…… 始めのうちはとても怖かった。 恥ずかしかったし、アソコも痛くて、 もう来ないでって思っていた。 (私、また…… アレに襲われて、エッチなことされるんだ……) (今日は何をするの……? お尻とアソコを出して、 どんなことをするつもりなの……?) でも、今はちょっと期待しちゃう。 何度も襲われているうちに、 いやらしいことが気持ちよくなってきてしまったせいで。 普通ならこんなこと、嫌でしかないはず。 何者かもわからない相手にエッチなことされるなんて。 それなのに私はいつしか抵抗する気にならなくなって、 ただされるがまま、いやらしい責めを受けている。 (まだ、何もしてこない…… ストッキングとパンツを脱がせるだけ、なの……?) 来るなら早く来てほしい。 そんなはしたないことを思いかけた、その時―― 「はうぅんっ……!? おっ、お尻、んむぅ! ううっ、なんかっ、ヌルゥって……!?」 突然、何かがお尻の穴をくすぐるように撫で始めた。 それは少し熱くてぬめりを帯びていて、 お尻の穴に鮮明な摩擦感を伝えてくる。 「くふっ、うぅん! これ、何っ……! ひうっ! んひぃっ! お尻の穴、何、されてるのっ……!?」 (うぅ、今日はそっちにするんだ…… お尻の穴にいやらしいことされるんだ……) 肛門に卑猥なことをされているというのに、 恥ずかしいとは思っても、嫌だとは感じない。 ここもいっぱいいやらしいことをされてきて、 気持ちよくなっちゃうって知っているから。 ウンチが出るところだし、 お尻の穴で気持ちよくなるだなんて、 変態っぽいとは自分でも思う。 (でも、気持ちよくなっちゃう…… 今だってお尻の穴弄られて、感じてきてる……) 「ああっ、それ、んんっ! なぞられるの、 ゾクゾクってしちゃうっ……!」 「私、お尻でっ……! んはっ、あふっ、くぅんっ! ふぁっ! お尻の穴で、エッチに……はぅん!」 初めて触られた時はもちろん抵抗感があった。 自分で弄ったことなんてなかったし、 どうしてお尻の穴を責めるのか理解できなかった。 でも、何回もされているうちに理解させられた。 お尻の穴も気持ちよくなれるところなんだって。 「んはっ、あぁっ、お尻っ! ひあっ、あふぁあっ! ヌルヌルしてるの擦れて、すごいっ……!」 「うぅ、ダメ、声出ちゃうっ……! んむっ、くぅ! 誰にも気づかれないように、しなきゃっ……!」 いやらしいことをされるのはよくても、 こんなところを見られるのは嫌だから、 人に気づかれないよう声を堪える。 図書館にはほとんど利用者はいなかったし、 返却された本を戻すのは閉館後だから、 職員の人がここに来る可能性も低いと思う。 (でも、絶対来ないわけじゃない…… 変な声出してたら、 さすがに気づかれるだろうし……) (うぅ、心臓がすごくドキドキしてる…… 見つかりそうで怖いけど、 でも、このままお尻で気持ちよくなりたい……) |
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