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「うぅっ、ちょっと、見ないでっ……!
 そんなジロジロ見るのやめてよ!」
俺の視線を受けてつかさは手で尻を隠そうとするが、
肝心な所がまったく隠れていない。
そう、この衣装は何より背面のデザインがキモだ。
上半身は背中が大きく開いており、
スカートは尻の辺りを覆う生地がない。
その上で下着を脱がせているのだから、
今のつかさは女陰も尻たぶもほとんど丸出しの、
痴女に等しい格好をしているのだ。
「俺の視線より追跡対象を意識しろよ。
 よそ見してたら本当に見失うぞ」
「くぅ、そんなことわかってるわよっ……!
 あなたが変なことするからじゃない!」
「俺は別に何もしちゃいないだろ。
 目の前にエロいケツがあるから見てるだけだ」
「それをやめてって言ってるのっ!
 どこか看板でも見てなさいっ……!」
「うぅっ……!? ダメ、胸がこぼれ出そうっ……!
 もうっ、これ全然服の機能を果たしてないじゃない!」
文句を言いながらつかさはもう一方の手で乳房を支える。
歩くたび揺れるのが気になっているらしい。
そうして胸をかばって尻を気にしながら歩くから、
へっぴり腰になって余計に尻が強調されている。
「せめて下着を着けていれば違うのに……ううっ!
 こんな格好で外を歩かせるなんて信じられない!」
「どういう神経をしたら、こんなっ……!
 んんっ! ひどいことを平気で命令できるわけ!」
「って、ううっ……!? ああ、イヤっ!
 窓に映っちゃってるっ……!?」
通りがかったショーウィンドウが鏡のように
自身の姿を映しているのに気づいて、
つかさはつい足を止めてしまう。
「うぐっ、くぅ……! この映ってるのっ……
 他の人に見えちゃってないわよね……!?」
「心配なら周りの反応を見てみろよ。
 騒いでる奴がどこかにいるか?」
周りには数名の歩行者がおり、
ショーウィンドウを見ている奴もいるが、
つかさの姿に驚く者はいない。
これがたとえ鏡だとしても問題はない。
今の俺とつかさは世界中の誰からも認識されない、
そんな状況の中にいるのだ。
「誰も気づいていない……?
 こんな、思いっきり映り込んでるのにっ……」
「あなたの力はいったいどこまでのことができるの……
 万能すぎて、いっそ呆れるわね……」
「褒めてくれてどうも。
 それよりほら、アイツと距離が開いてるぞ。
 早く追いかけていかないと」
「うぅ、ダメっ、足が竦んじゃってる……
 恥ずかしすぎるし落ち着かないし、
 この格好で追跡を続けるなんて無理よ……」
「まったく、情けないな……
 こうしてやったらやる気が出るか?」
「はっああン!? ああッ、やっ、ひあっ!
 ちょっ、ちょっとっ! 何をっ……!?」
俺は持ってきた鞄からスティックローターを取り出すと、
ほぼ剥き出しの尻の谷間を撫でるように、
振動部を当ててやった。
無防備にさらされた尻たぶに振動が伝わり、
つかさは女体をビクンと弾ませて悶えてしまう。
「イヤっ、あぁんっ! 声っ、ううッ、出ちゃうっ!
 ンはっ! やめてっ、それっ、離してっ!」
「んぐっ! ふうッ、ダメっ、本当にっ、ンンっ!
 お願いっ、お尻にローター当てないでっ!」
「情けないお前に活を入れてやってるんだよ。
 そんな調子じゃマジでアイツを見失うぞ?」
「絶対失敗できない仕事なんだろ?
 だったらいちいち恥ずかしがってないで、
 ちゃんと尾行しろって」
「くうぅ、好き勝手なことを言ってっ……!
 あなたがこんな格好をさせるからでしょ!」
「これ以上もう、変なことしないで……!
 追跡が失敗したらあなたのせいなんだからっ!」
尻に伝わるローターの刺激から逃げるように、
自然とつかさは早足になって、
対象の背中を追いかけていく。
俺はつかさの歩く速度に合わせて進み、
手にしたスティックローターを尻肉に当て、
意地悪く刺激を送り込んでやる。
「うぐっ、うぅン! ちょっとっ、やめてっ!
 んんッ! それ、お尻から離してっ……!」
「フフッ、まるでジョッキーの気分だ。
 馬を鞭で尻を叩いて急かしてるみたいで面白いぞ」
「あっ、あなたねっ……! くうぅっ、ふざけないで!
 こんな状況で遊ばないでよっ!」
「こっちは真剣に仕事してるところなの!
 仕事の邪魔はしないって言ってたわよね!」
「だから仕事が捗るようにしてやってるんだろ。
 ほら、いいから前を向いて歩け」
「やっ、はぁンッ! 撫でないでっ、んああッ!
 ゾワゾワってきちゃうっ……!」
「くぅ、ダメよ、しっかりしなきゃっ!
 コイツのペースに呑まれないように……!」
俺に翻弄されながらもつかさは懸命に歩みを進め、
ターゲットを追いかけ続ける。
執拗に尻を震わせるローターから逃げようと
早足になっているおかげで、意外と追跡は順調だ。
「絶対逃がさないわよ……! んんッ、くっ!
 どこまでも追いかけてやるんだからっ……!」